ピアノの話しなど

私は「習いたい!」と発言した記憶は全くないのですが、
気がついたらピアノを習っていました。
家に先生が来て下さり、キョウダイ一人ずつが順番に指導を受けました。
 
シューマン『こどもの情景』(Schumann Kinderszenen Op.15)は、
実はあるピアノの発表会で、私は弾いています。
この中で特に有名なのは“トロイメライ”という曲ですが、
個人的には“大事件”という曲も好きです。(瞬発力を必要とする曲だと思いますが。。。)
今でも楽譜を開いてみる時がありますが、とても懐かしく思います。
 
ディズニーの『美女と野獣』。これは、親戚の女の子が
自発的にバイエルから地道に自己レッスンをして(母親が先生役)
みるみるうちに上達し、ある時弾いて聴かせてくれた曲です。
彼女は弾きながら歌ってくれたので、私も一緒に歌った思い出があります。
その女の子は現在、ピアノの先生についてレッスンを続けています。
若いからなのか持って生まれた才能なのか負けず嫌いだからなのか、
とにかく上達が早いということには目を見張ります。
 
そして2010年、春。
かなり高齢な祖父が自発的に「習いたい。」と言い出して
ピアノのレッスンをはじめました。
少なくとも担当の先生の歴史の中で最高齢の生徒です、と断言します。
はじめたばかりなので、今は指を円滑に動かせるように指の運動をしたり。
そこからの地道なスタートです。
将来的には両手で弾けるようになり、
みなさんが知っている曲を弾きながら歌いたいそうです。
ビジョンをしっかりと持っているので
身内ながら「すごいな!!」と思って見守っています。
 
 
現在は趣味の範囲で時々ピアノに触れる日常ですが、
両親には感謝しています。
私の意志に関係なく始まったレッスンでしたが
楽譜を読めること・弾くことが出来ること、
これらはその後の私にとって大変重要な要素となりました。
ゲームに例えるならば、
とてもレアなアイテムを手に入れた!という感覚です。
そして時々の楽しみ。
少し遠くに住んでいるキョウダイがこちらに泊まりに来た時に
椅子をはんぶんこして座って連弾すると、
まるで小学生に戻ったような気持ちになります。