鮮やかな季節の鮮やかな色達


接写してみると、今まで知らなかったような世界が広がる時があります。
タチアオイの花のまん中からは、
ホロホロと花粉がこぼれていました。
 
幼かった頃、今は亡き祖父宅の庭で
バラの花弁や牡丹の花などを贅沢に使って
『色水遊び』したことを、ふと思い出します。
石で花弁をつぶして水に入れ、紅茶を茶葉から淹れる時のように
じっくりとその時を待ちます。
出来上がった色水を透明の容器に注ぎ、
太陽に透かして楽しむのです。
時々実験のように、色を混ぜて新色を作ってみたり。
 
今考えると、とても贅沢な遊びだったのではないかと思います。
今の時代の子供達にも、自然の不思議や美しさに
是非触れてみて欲しいと常日頃願っています。
 
たわむれて 驚いて 知って 更に知りたくなって
誰かと共有したくなって・・・
きっと、何かがどこかに繋がっていくはずです。