忘れられないものたちを

忘れたくはない。
けれど、忘れなくてはならない時もある。
 
葛藤の中で揺れて、忘れられない時間の中に
自分が戻っていく。
自分だけが今の自分で、
他は、その時のまま。
時間は止まったまま。
 
もう少し もう少し揺れていたら、
タイムマシーンに乗って
「今」に、戻れる時がくるのだろうか。
 
戻る日は、きっとやってくるだろう。
忘れられないものたちは、そこにあるままで。
 

 

「この世の中は何かと複雑で 悲しい出来事もあるけれど、
           不意にプレゼントを頂くような喜びが、
                 時々 何処かで待っているらしいよ。」