SL、そして旅

『SLニセコ号』に乗り、小旅行をしてきました。
 
かつてSLがごく普通に走っていた時代を知る人
今までに見たことがない人
話にだけ聞いたことがある人

その人、それぞれの懐かしき時代へ誘う
心地の良い揺れと、過ぎていく風景。
「ここは北海道の一番端っこなのだ。」と実感する
目の前に広がる海と空。
 
大勢で居るはずなのに
私の心だけ どこかへ飛んでいった瞬間
汽笛で、ふと我に帰る。
 

 

 
 
 
 
たとえば 涙に 別れること
たとえば 勇気と 知り合うこと
たとえば 愛を 語ること
時には 孤独と 向き合うこと
旅立ちは 旅立ちは 旅立ちは いくつもの出会い
 
『ひとつの朝』 片岡 輝作詞・平吉 毅州作曲
NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部 
昭和53年度 昭和59年度課題曲より抜粋

冬の足音

TVでは、気象予報士が「11月並の寒さになりそうです。」と
解説している。
この寒気がやってきて、一気に秋が深まった。
そしてまた、冬に一歩近づいた。
 
10月の綿毛を探してみたけれど、探せば探すほど
見つからない。
いったい何処で、ほわんと息をしているのだろう。
 
寒いけれど、寒かろうと
そこで息をしているものたち。
それが自然で、その瞬間が美しい。
儚くも美しいものたち
そして
自然体で生きている、みずみずしいものたち。
写真では、とらえきれないならば、
自分の目と記憶に焼き付けよう。
 

fhoto@札幌市役所前 白い紫陽花の花

忘れられないものたちを

忘れたくはない。
けれど、忘れなくてはならない時もある。
 
葛藤の中で揺れて、忘れられない時間の中に
自分が戻っていく。
自分だけが今の自分で、
他は、その時のまま。
時間は止まったまま。
 
もう少し もう少し揺れていたら、
タイムマシーンに乗って
「今」に、戻れる時がくるのだろうか。
 
戻る日は、きっとやってくるだろう。
忘れられないものたちは、そこにあるままで。
 

 

「この世の中は何かと複雑で 悲しい出来事もあるけれど、
           不意にプレゼントを頂くような喜びが、
                 時々 何処かで待っているらしいよ。」

 

最近心に残った言葉たち


 
「 もしも世界が明日終わるとしたら 」
 
君の声を
もう二度と聞けないって
わかっていたら
 
もっと耳をすまして
聞いておくだろう
君の言葉も声の感じも
忘れてしまわないように
 

わかっていたら・・・
 
君を抱きしめることができるのが
もうこれが最後だと
もし、わかっていたら
 
この腕にしっかり抱きしめて
いつまでも放さないのに
 
 
君にもう二度と会えないって
もうこれでおしまいだって
もしわかっていたら
 
眠らないで
君の顔を見つめていたい
夜が明けるまで
 


明日という日が
もうやって来ないと
もしもわかっていたら
 

これまで君を傷つけたことを
どうか許してほしいと
心から思うだろう
 

わかっていたら…
 
意見が食い違っても
嫌いになったんじゃないって
わかってさえいたら
 
こんなに傷つかずにすんだのに
 


何度も何度も
人を思い込みだけで判断してしまったと
そのとき気づいていたら
 
もっと人を愛して
自分も愛されようと
心を開いていたのに
 

もしもわかっていたら・・・
 
同じことを見ても
人はそれぞれ
見方が違うんだって
 
そうしたら
たとえ意見は同じじゃなくても
もっと楽しみながら
人の話を聞けたのに
 

人を力づくで変えることは
できないって
わかってさえいたら
 
無理に変えようとしないで
いいところも欠点も
ありのままを愛したのに
 

はじめからわかっていたら…
 
たった一度の遊びが
一生の傷となって
つきまとうなんて
 
そうしたら
どんな甘い誘いにも
勇気を出して
「ノー」って言ったのに
 
もう一度だけ
君と祈ることができるなら
 
僕は君の手を取って
神様のところにいき
祝福の光につつまれたい
 


これが最後のキスだって
わかっていたら
 
そのキスで伝えたい
誰よりも君は大切な人なんだって
 


君と一緒に過ごせる日が
もう残り少ないとわかっていたら
 
君との時間を全部
大事に大事に過ごすよ
 


これが君に贈る
最後のプレゼントだって
わかっていたら
 
とっておきのプレゼントで
君をびっくりさせるね
 
でもきっと
輝いている君に
かなうものはないだろう
 


わかっていたら…
 
ぼくは
まだどうなるかわからない明日や
未来のことばかり考えて
いつも忙しくしていなくちゃという
落とし穴にはまっていたんだって
 
そうしたら
もっとペースをおとして
ときには仕事を早く切り上げて
愛する人のために
時間をとっただろう
 

ぼくが選んだ一つ一つの
ほんのささやかな
たいしたことじゃないと思っていたことが
君との距離をつくっている原因だったと
もし気づいていたら
 
ぼくはいますぐ振りかえって
君のもとに
走っていくよ
 


君の手がぼくの手をとるのが
もうこれが最後と知っていたら
 
いつまでも二人でこのままいたいと
心から祈るだろう
 


もしもぼくの声が
もうすぐ出なくなるとしたら
 
君に話す言葉の終わりに
「愛しているよ」って
きっとつけ加えるだろう
 


一度こわれた
ぼくたちの関係が
ずっとそのままかもしれないとわかったら
 
ぼくは
どんなことをしても
もとどおりにするよ
 


愛を込めた言葉は
決してむだにならないって
わかっていたら
 
心から伝えたいことを
なにもかも
話してしまうのに
 


うわさ話や
中傷や
陰口には
 
言われる人だけじゃなく
言う人の心も傷つくんだと知っていたら
 
もっと話す言葉に
気をつけたのに
 


時には
知らないほうがいいこともあるって
わかっていたら
 
むだな悩みや心配ごとを
抱えずにすんだのに
 


することのすべてを
あらゆる場所のすべてを
いつでも奇跡が
取り巻いていると
知っていたら
 
この小さな世界は
よく見ると
いつも驚き
感動することばかり
 

わかっていたら・・・
 
悲しみや苦しみが
これほど深く
人を打ちのめすものだと
もしも、わかっていたら
そうしたら
誰かのそばに
ついていてあげられたのに
 

いつも心に思っていることなんて
思っているだけでは
なんの意味もないと
わかっていたら
 
ただ思っているだけじゃなくて
確信をもって行動に移し
人生を切り開いていったのに
 


わかっていたら…
 
幼い子どもの命が
時には断たれてしまうこともあると
わかっていたら
 
その小さな体を抱きしめて
こんなふうに寝かしつける夜が
もっと長く
いつまでも続くようにと
お願いしたのに
 


自分の期待を押しつけて
人を苦しませるのは
いけないって
わかっていたら
 
人をあやつろうとせず
もっと
人のために
何かできることはないか考えられる
そんなふうになりたかった
 


君のことを
本当はよくわかっていなかったと
気づいていたら
 
ちゃんと君の言葉を聞いて
君の思いを感じて
君がどうしてほしいのか
もっと知ろうとするだろう
 


君の思い出が
とても大切なものになると
わかっていたら
 
時間をとって
君が生きてきたあかしを
君の思い出を
ぜんぶ拾い集めたい
 


ぼくにだって
人にやさしく
勇気づけや
癒しの言葉を
かけてあげることができると
わかっていたら
 
ぼくは
どれほど多くの人と知り合い
心に触れることができただろう
 


友情が
こんなに大切だったなんて
わかってさえいたら
 
誰のこともきっと
当たり前には思わない
とくに君のことはね
 

わかっていたら…
 
あの電話が
最後の電話だと
もし、わかっていたら
 
君がうれしくなるような
ぼくの愛が伝わる言葉だけを
言ってあげたかったのに
 


君の笑顔を
もうすぐ見られなくなるとしたら
 
君がくれた
幸せな気持ちのすべてに
心から感謝します
 


わかっていたら・・・
 
君がいつもくれた
愛と
強さと
支えが
もうなくなるって
 
そうしたら
君のもとに走っていって
何百万回も
ありがとうって言うよ
 
君のおかげで
どれほど…
ぼくの人生が
幸せだっただろうって
 


神様には
目的があって
ぼくを創ったのだと
知ってさえいたら
 
ぼくは一生懸命神様を探して
僕に何を望んだのかを
教えてもらおうとしただろう
 


わかってさえいたら…
人生の物語を
書き直すのは
いつになっても手遅れじゃないって
 
そうしたら
もっと早く
ペンを取り出したのに
 


神様は
一つ扉を閉めるときは
また別の扉を開いてくれると
知っていたら
 
もっと変化を恐れずに
新しいチャンスや冒険に
挑戦しただろう
 


人生は
あきらめないことが大切だと
わかってさえいたら
 
失敗や
逆境から
もっと学んでいたのに
 


なるべき人になるために
神様は一生という時間を
与えてくれたと
気づいていたら
 
自分にも
他人にも
もっと忍耐強く
接していただろう
 


あんなばかげたことが起こって
君をこんなに傷つけるなんて
 
わかっていたら
ぼくが守ってあげるから
そんなことは絶対にさせないから
 


わかってさえいたら…
 
間違いだらけの人生を
空っぽにするだけではだめだと
 
本当に大切なことで
いっぱいにしなくてはいけないと…
 


わかっていたら…
 
自分が何を信じるかで
人生のすべては左右され
知らなかったと
言い訳はできないと
 
そうしたら
もっと注意して
自分の心に
大事なことは何かを
言い聞かせたのに
 


他人の信じることを
どれだけ鵜呑みにしてしまったか
他人の人生を
どれだけまねしていたか
他人のスピリチュアルな体験を
どれだけ自分の目標にしようとしたか…
気づいてさえいたら…
 
そうしたら
自分自身の目標を見つけ出し
それを磨いて本物にしたのに
 

神様はぼくを愛していて
その愛の手は
ぼくの恐れや不安にも
届くことを
知っていたら
 
神様の愛に守られながら
どんなことにも
立ち向かっていけたのに
 

本当の幸せは
心の持ち方しだい
 
前向きな気持ちが一番大事だって
気づいていたら
 
生きていること
働くことができること
愛するチャンスを与えられたことにも
心から感謝するだろう
 


ぼくの回りの人々の知恵や
ものを見る目の確かさに
気づいていたら
 
ぼくが話すよりも
もっと人々の話を聞いて学ぶことに
一生懸命になっただろう
 


これが君といっしょの
最後の散歩だと
わかっていたら
 
君への思いを
言葉にして伝えたのに
 
ぼくはいつも
うまく言葉に出来なかったけれど
 


この子を寝かしつけることは
もう二度とないって
わかっていたら
 
しっかりと腕に抱いて
急がずにゆっくりと
いまここにいる奇跡を
かみしめるだろう
 


ぼくの日々は
もう終わりに近づいていると
もし知っていたら
 
一日一日を 大切に過ごし
これまで以上に強く
神様にお願いするだろう
 
「残された日々を、
幸せに過ごせるように助けてください」と
 


生きている日々は
はかなく
過ぎてしまうから・・・
 

 
『If Only I Knew』
作者不明
Lance Wubbels (原著), 牧野・M. 美枝 (翻訳)
 
断片的に時々思い出したり、
「今」に繋がる言葉が含まれるているであろう文節を思い出したり。
時々、心の中で動き出す
ここにある言葉たち。
 
photo@豊平川周辺

July at Furano.

遠くまではなかなか旅する機会がない私ですが、
毎年訪れる富良野には、何故か格別の愛着があります。

写真はたくさん撮ったけれど、なかなか整理がつかなかったり
自分で納得がいかなかったり。
今夜はそんな中から、少々回想。
 
実は昨年、ランチを食べてみたくて行ってみたお店が満席で
残念ながら他のお店で頂いたのですが
(ポトフが非常に美味しいお店でした)
美瑛にあるそのお店に 再度今年行ってみたところ、
あまり待つ時間もなくすんなりと着席でき、幸運でした。
 

私がオーダーしたのは、鶏肉のクリーム煮などのセット。勿論、Sauerkraut付き。
キョウダイがオーダーしたのは、自家製ソーセージのセット。
おすそ分けをしてもらいましたが
ソーセージの中心に向かって、ハーブ等の香辛料の風味も相まって
どんどん味が変化してゆき、とても美味しく感じました。
 

 

建物とその周囲の農場、お店。散策を楽しめるコースもありました。
コンセプトは『ドイツ風』ということで、建物の色合いも とても可愛らしく。

お店の前の花壇には、ひらひらと白い蝶々が舞っていました。
 
 

あいにく快晴の日ではありませんでしたが、
空を見上げたら、夏の雲と光。
7月の、北海道の夏。
この地に居ることを、堪能した一日でした。
 
 
 
 
 
「来年もその次の年も、行けると良いね。
キミの光があるうちに
この世の様々な景色を、心に焼き付けておこうよ。」

September

いよいよ9月のスタート。本格的な、秋の始まり。
この時期は 何故か毎年
私の脳内では『September』が、ヘビーローテーションで流れます。
個人的には、新たな一年の始まりの月。
 
明日は台風接近の為、終日雨模様の予報。
私の愛車(自転車)に乗る機会も
ありそうで、なかなか無いこの頃。
 
時は金なり。何かを少しずつ、コツコツ。
日々を大切に過ごす事が大切なはず。
時計は、自ら反対回りをしてくれることはないから。
 

 
JR札幌駅南口の外壁中央に設置されている時計は
北海道出身の彫刻家
デザイナー五十嵐威暢(たけのぶ)がデザインしたもので、
名前は『星の大時計』。
その下にある青い縞模様はソーラーパネルで、
発電した電気は『星の大時計』などの動力源にされているそうです。